健康寿命を延ばすには?寝たきりを防ぐ運動と病気予防の基礎知識を専門家が徹底解説

日本では年々高齢化が進んでいますよね。厚生労働省が公開している2020年の【介護保険事業状況報告】によると、施設に入所されている寝たきりの人だけでも300万人以上とされています。自宅などで寝たきりになっている人を含めれば、さらにその数は増えると推測されます。【病気になってから】、【寝たきりになってから】治療をするのではなく、その状態になる前に予防していく事が重要になります。

目次
日常生活を自立して送れる期間を指す健康寿命の定義についての解説図。

健康寿命って何かご存知でしょうか?健康寿命は、心身ともに健康で日常生活に制限なく自立した生活を送る事をいいます。 健康寿命を延ばして制限のある生活が短くなれば、自分の人生を自分らしく楽しく過ごせる期間も長くなりますよね。 若い時からでも、歳をとってからでも予防の為にできる事はあります。頑張りましょう!

人生を自分らしく楽しく過ごすために健康寿命を延ばすことの大切さ。
要介護の原因となる認知症・脳卒中・骨折の3大要因を示したイラスト。

健康寿命を延ばすには、要介護や要支援になるリスクを減らすことが大切になります。 要介護状態になる原因で多いのは認知症、脳卒中、骨折が大きな原因になりやすいです。 加齢だけでなく毎日の生活習慣でも大きな影響を受けるようです。気になる方は生活習慣を見直してみて下さい。

生活習慣を見直して要介護リスクを減らし健康寿命を維持するポイント。
バランスの良い食事・十分な睡眠・適度な運動の健康3要素の重要性。

健康寿命を延ばすには、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動が重要になります。 特に運動をする事は筋力や体力をつける以外に、様々な病気を予防できる事も分かってきました。以下で、 運動と病気の予防との関係を紹介していきます。

病気予防に直結する運動習慣のメリットと健康維持への効果まとめ。

※病状が不安定な方、体調がすぐれない方、運動に対して不安や心配のある方は、必ずかかりつけ医に相談してから運動に取り組んで下さい。急に無理な運動を突然始めるとオーバーワークになり身体に負担がかかってしまいます。ご注意して下さい。

運動開始前にかかりつけ医へ相談し身体への負担やオーバーワークを防ぐ注意点。
運動による骨への刺激が骨を作る細胞を活性化し骨密度低下を防ぐメカニズム。

骨の強化には、適度な運動が大事になります。 運動で負荷がかかるほど骨を作る細胞が活性化。より強くなろうとする性質があります。無理のない範囲で運動を継続的に行うことで、骨密度の低下予防になります。 ウォーキングなど適度に骨に刺激が加わる運動が勧められてます。日課にしたり、日常生活のなかでできるだけ運動量を増やしましょう!

骨の強化に効果的なウォーキングなどの継続的な運動習慣のすすめ。
変形性膝関節症の痛みを和らげ肥満解消にも繋がる下半身ストレッチの効果。

下半身を中心としたストレッチや運動は、変形性膝関節症の改善はもちろん、膝関節への悪影響と考えられる肥満の改善にも有効です。 特に膝周囲(主に大腿四頭筋)を鍛えることで、膝の安定性が高まり、痛みを和らげる効果も期待できますよ。 もう少し詳しく知りたい方はこちら…▶

大腿四頭筋を鍛えて膝の安定性を高め関節の変形を予防する運動の重要性。
動脈硬化リスクを下げお腹周りをスッキリさせる内臓脂肪減少のための有酸素運動。

お腹の脂肪が気になりますか?内臓脂肪が増えると、動脈硬化等のリスクも高くなります。 内臓脂肪を減らすにはウォーキング等の 有酸素運動がおすすめ。20分以上が理想ですが、5分でもその分のエネルギーは多少なりとも消費されます。いきなり運動を頑張り過ぎず、無理の無い範囲で運動を続ける方が大事ですよ。

無理なく5分からでもエネルギーを消費して内臓脂肪を減らす継続のコツ。
血糖の貯蔵庫である筋肉量を増やして血糖値をコントロールする仕組み

筋肉は血糖の貯蔵庫にもなります。食べた後など血液中に増えたブドウ糖の一部は肝臓以外にも筋肉にも貯蔵。身体を動かし筋肉を収縮させた時のエネルギーとして血糖を使用します。筋肉量が減ると血糖を貯蔵する場所が減る。身体を動かした時の筋肉での血糖の消費量も減る。結果、血糖値も上がりやすくなります。 筋肉は何歳になっても大事ですね。筋肉量を増やす事は糖尿病の予防にもなります。もう少し詳しく知りたい方はこちら…▶

糖尿病予防に欠かせない筋肉量の維持と運動による血糖消費のメリット。
有酸素運動が血圧を下げ脂質や血糖のコントロールを改善する健康効果。

定期的な有酸素運動が血圧を下げる効果があるのは確認されているようです。 他にも、体脂肪を燃焼させて体重を減らし、血糖や脂質のコントロールを改善する働きも。 血圧が高いからと一日中寝ているのではなく生活の中で無理のない範囲で体を動かす方が良いみたいです。もう少し詳しく知りたい方はこちら…▶

寝たきりを防ぎ血圧を安定させるための生活の中での無理ない運動。
足の筋肉が「第2の心臓」として血液循環をサポートするポンプ機能の図解

血液を循環させるのは心臓だけで無く骨格筋も働いています。 特に足の筋肉は第2の心臓とも言われてます。骨格筋(筋肉)は収縮すると静脈を介して、心臓まで血液を戻してくれます。 筋肉のポンプをフルに活用すれば、心不全などで心臓のポンプが弱くても血液の循環をある程度保てるようです。良質な筋肉量を増やすために栄養・運動が大事になります。もう少し詳しく知りたい方はこちら…▶

心不全などの心疾患があっても筋肉のポンプで血流を保つ運動と栄養の重要性。
安静から運動へ常識が変わった慢性腎臓病(CKD)に対する運動療法

以前は腎臓病になると安静と考えられていましたが、安静の必要がないことや運動の効果が実証。常識が覆りました! 慢性腎臓病に対する運動の効果は、①腎機能の維持・改善②心血管疾患の予防③体力低下の予防。20分以上のウォーキングなどの有酸素運動や筋力トレーニングがすすめられてます。 ぜひ予防のために運動を。

腎機能の改善や体力低下予防に効果的なウォーキングと筋トレの併用。
運動不足による腸の動きの低下を防ぎ排便をスムーズにする腸への刺激。

運動不足は腸の動きも低下してしまう傾向。結果、便が排出しにくくもなります。 軽い運動でも筋肉を動かすと腸への刺激となり、便秘改善に効果的。 ウォーキングは始めやすい運動のひとつ。 全身運動なので、血液の巡りがよくなり、腸の動きも促進。 20分位を目安に頑張りましょう!

全身の血流を良くして腸の蠕動運動を促進する20分ウォーキングの効果。
アルツハイマー型認知症の原因物質の蓄積を減らす運動の脳への効果。

運動をすると、アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβ蛋白の蓄積を減らすことや短期記憶の容量が増加するなどの効果があるそうです。 他にも脳血管性認知症の原因となる動脈硬化予防にも繋がります。運動は、適度な有酸素運動や筋力トレーニングが効果的です。 無理せず続けられる運動をやってみましょう。もう少し詳しく知りたい方はこちら…▶

動脈硬化を防ぎ脳血管性認知症のリスクを下げる有酸素運動と筋力トレーニング。
全身の体力を維持して誤嚥時の肺炎発症リスクを抑える運動の役割。

全身の体力が落ちると少量の 誤嚥でも肺炎に‥なんて事も。 誤嚥しても気管に入らない様に口や喉を鍛えるのは大事。でも体力が落ちない様に全身の筋肉を鍛える事も大事! 気になる方は、日常でおしゃべりや歌などで喉を鍛え、ウォーキングなどの全身運動をおすすめします。もう少し詳しく知りたい方はこちら…▶

口のトレーニングに加え全身運動を組み合わせて飲み込む力を支える重要性。
筋肉を鍛えることで酸素の消費効率を高め動いた時の息切れを改善する仕組み。

筋肉を動かすには酸素が必要。筋肉が少ないと動くときに多くの酸素が必要になってしまいます。 肺の病気がある方にとって酸素が多く必要になるのはきつい事になります。 筋肉量を増やし筋肉を鍛えることで使用する酸素が少なくなり息切れ改善にも繋がります。 もう少し詳しく知りたい方はこちら…▶

肺の病気があっても筋肉量を増やすことで呼吸の負担を軽くするリハビリ効果。
症状が安定した状態での適度な運動が喘息発作の予防と体力向上に繋がる理由

毎日の治療をきちんと行い症状が安定していれば、適度な運動は体力がつき発作の予防になるそうです。 運動の刺激で発作がおこる喘息の方は運動を特に避けてしまうかもしれません。 運動を避けると、運動不足から生活習慣病や動脈硬化のリスクも。 運動方法にお悩みの方はかかりつけ医にご相談してみて下さい。

運動不足による生活習慣病を防ぎかかりつけ医と相談して進める喘息対策。
代謝を上げ免疫力を高めることで感染症にかかりにくい体を作る運動習慣。

適度な運動は、代謝が良く免疫力を高めるので感染症にかかるリスクが低くなることが報告されています。 運動不足の人や肥満は生活習慣病にもなりやすく、代謝も悪いので免疫力が低下し、感染症になるリスクも。 散歩や早歩きなど、取り組みやすいことから始めてみましょう!

肥満を解消し免疫機能の低下を防ぐための取り組みやすい早歩き運動。

運動と病気の予防との関係を重点的に紹介しましたが、健康寿命を延ばすには、食事・睡眠・運動の3つの要素が大切です。お互いが相互で関連しあっているため、どれかひとつだけを意識すればいい訳ではありません。健康の土台となる、この三要素を意識して生活に取り込んでいきましょう。

この記事のように、患者様(利用者様)の「本当に知りたい情報」を届けるホームページが、これからの時代は必要です。

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この記事を書いた人

作業療法士として20年間、患者様、利用者様のリハビリ業務を行う。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士。
病院・クリニック・訪問看護ステーションなど色々な施設で勤務。乳児、幼児の医療的ケアから発達障害児、精神疾患、医療度の高い神経難病や癌末期などの終末期と数々の患者様、利用者様に携わる。
現在は訪問看護ステーションに所属。
2025年9月には医療と福祉の為ホームページ制作会社 リハ-Webを起業。訪問リハビリの現場に所属しながら得意のWEBクリエイターとWEBマーケティングを生かしホームページやブログの制作も行う。
Xのフォロワーも1300人。医療と福祉の難しい内容を分かりやすく伝えることをモットーに記事を発信しています。

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