認知症予防に効果的な生活習慣とは?食事・運動・脳トレ・アロマまで具体策を徹底解説

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認知症とは、脳の病気や障害が原因で認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態を言います。病名ではなく、特有の症状や状態を表す言葉です。

認知症は、以下のような症状があるときに診断されます。

  • 病気などの何らかの原因によって、後天的な脳の障害が起こり、一度得た認知機能(記憶など)が持続的に低下している状態
  • 認知機能(記憶など)の障害によって、日常生活に支障をきたしている状態
認知症とは:脳の病気や障害による認知機能の低下と日常生活への影響

認知症を引き起こす病気(原因疾患)は多数存在しますが、認知症が進行する最大の原因は加齢です。特に、アルツハイマー型認知症 、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症を、四大認知症とも言います。 アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症だけで認知症全体の8割に。 なので、この2つを予防できたら 認知症 になる確率をかなり下げる事になりますよ。

四大認知症の種類と割合:アルツハイマー型と脳血管性認知症が全体の8割
認知症予防と生活習慣:食事、運動、社会活動の見直しが認知症発症を抑える

認知症を完璧に予防する方法は、残念ながらまだ確立されていません。 けど、認知症は生活習慣病と深い関係にあり、生活習慣を改善することで認知症の発症を抑える効果があることは分かってきていますよ。 予防の為に、食生活や運動習慣を見直し、社会活動との接点が重要です。上述したアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症も生活習慣と繋がりが深いことが分かっています。だからこそ、予防には生活習慣の見直しが重要になりますよ。

アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症予防のための生活習慣改善の重要性
認知症予防に効果的な運動:有酸素運動によるアミロイドβ蛋白の蓄積抑制と動脈硬化予防

運動をすると、 アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβ蛋白の蓄積を減らすことや短期記憶の容量が増加するなどの効果があることも分かっている様です。 他にも脳血管性認知症の原因となる動脈硬化も予防できます。 20~30分程度の有酸素運動が効果的。 ただ、続かないと意味はありません。まずは無理せず自分が続けられる運動を続けられるところから始めても良いかも知れませんね。

運動による脳機能改善:短期記憶容量の増加と脳血管性認知症の予防
コグニサイズとは:国立長寿医療研究センター開発の認知症予防運動

コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防運動のことです。コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせてできた造語。 例えば、簡単な計算などの脳トレ課題と運動を一緒に行うといった認知症予防のプログラム。 運動で体の健康を促しながら、脳の活動も活発にする事で認知症の発症を遅延する効果が。楽しみながらできますよ。

コグニサイズの方法:簡単な脳トレ(計算など)と運動を同時に行い脳を活性化
認知症予防の食事:青魚のDHAや赤ワインのポリフェノール、バランスの良い地中海食


何でもそうですが、予防の為に肉だけ、魚だけといった食の偏りは逆効果。バランスよく食べるのが基本!それに 加えて積極的に摂取したいものとして、青魚のDHAや赤ワインのポリフェノールはアルツハイマー型認知症予防にバツグンの効果が。 穀物・野菜、果物、豆・ナッツ・魚が豊富でオリーブ油を多用する地中海食は予防におすすめメニューですよ。

アルツハイマー型認知症予防の食事:穀物、野菜、魚、オリーブ油が豊富な地中海食
認知症予防とゲーム(麻雀):前頭前野(思考・判断・記憶)の活性化に効果的


認知症になると脳の前頭前野という所の働きが弱くなります。 前頭前野は、「考える」「記憶」「感情のコントロール」「判断や応用」など、さまざまな高度な精神活動を行うところ。 脳の最高中枢と言えます。ゲーム(麻雀などの)はルールを理解し、相手の出方や動きに注意し、工夫するなど前頭前野を活性化する活動だと考えられています。認知症予防におすすめ。

ゲームによる脳機能向上:前頭前野の活性化で感情コントロールや応用力が向上
認知症予防の脳トレ:簡単な計算や音読で脳を活性化し自信に繋げる

音読や計算は認知機能を高めます。 では、難しい問題と簡単な問題どちらが良い? 答えは簡単な問題!小学校低学年で習うような1桁の足し算や引き算など。簡単に解ける問題の方が、脳の活性化になるそうです。 それに加えて100点を取ると自分は頭が良いというイメージとも結びつき自信にも繋がるようです。

脳トレの効果:簡単な問題を連続して解くことで脳の活性化を促す
認知症予防と音楽:メロディ、リズム、歌詞で脳の様々な部位を活性化しストレス軽減

音楽を聴くと気分が晴れますよね。認知症の方も同じですよ。 メロディを聴きリズムに体を揺らし、歌詞を思い出し声を出すなど、音楽を通して様々な脳の部位が働くことによって、脳が活性化されます。 それ以外に、リラックスやストレス軽減、気持ちを表現したり良い効果もたくさんあります。

音楽療法による認知症予防効果:リラックス効果、ストレス軽減、気持ちの表現
認知症予防と回想法:昔の写真や音楽を使い思い出を語り合い言葉数を増やす

認知症の方は昔の記憶は比較的よく覚えていますね。 回想法は、グループで(1対1でやる事も)昔の写真や音楽、昔使っていた家庭用品などを見たり、触れたりしながら、昔の経験や思い出を語り合う事を言います。 言葉数も増えるので認知症予防になります。また、思い出を他者と共有することで精神の安定にも繋がりますよ

回想法の効果:昔の記憶を他者と共有することで認知症予防と精神の安定に繋がる
認知症予防とアロマテラピー:精油(ローズマリー、レモンなど)の香りが認知機能に作用

精油の香りが認知症予防の可能性がある事を鳥取大学医学部の研究で明らかになりました。 ただ、精油は種類によって香りや効果が全く違います。一例として、 昼…集中力と記憶力を高めるローズマリーとレモンを配合した精油。夜…心身をリラックスさせるラベンダーとスイートオレンジを配合した精油など。認知症の方の中には、昼夜逆転している方が多くみられます。昼と夜で使用するオイルを使い分けることで生活リズムを整えることにも繋がりますよ

アロマオイルの使い分け:昼は集中力向上、夜はリラックス効果で生活リズムを調整

非薬物療法を中心に認知症予防をまとめてみました。予防するには、まず生活習慣を見直し、自分でできる範囲で取り組んでいくのが長続きのコツだと思います。予防するために一気に頑張ろうと、あれもこれも手を出しすぎると、めんどくさくなって続かないというのはよくある事だと思います。あと、きるだけ早く異変に気づいて医療機関を受診し、適切な治療を受けることで、症状の進行を緩やかにしたり、遅らせたりできます。その為にも病気の悩み事は一人で抱え込まないようにして下さいね。担当のケアマネジャーや地域包括支援センター、役所など、相談できる体制づくりを整えておくと良いと思いますよ。

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この記事を書いた人

作業療法士として20年間、患者様、利用者様のリハビリ業務を行う。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士。
病院・クリニック・訪問看護ステーションなど色々な施設で勤務。乳児、幼児の医療的ケアから発達障害児、精神疾患、医療度の高い神経難病や癌末期などの終末期と数々の患者様、利用者様に携わる。
現在は訪問看護ステーションに所属。
2025年9月には医療と福祉の為ホームページ制作会社 リハ-Webを起業。訪問リハビリの現場に所属しながら得意のWEBクリエイターとWEBマーケティングを生かしホームページやブログの制作も行う。
Xのフォロワーも1300人。医療と福祉の難しい内容を分かりやすく伝えることをモットーに記事を発信しています。

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