寝返りと起き上がりの介助も、介助者本位で力まかせにで行うと、介助される側に苦痛を与えたり、介助する側の方も腰や膝に負担がかかったりします。そこで、楽に介助できるコツを動画も交えて紹介します。
【介護の達人】寝返り介助の動画
YouTube 介護の達人より
寝返り介助の方法
１．腕を手前に置く（腕を広げ）
２．反対側の膝を立てる
３．反対側の手をお腹の上に乗せる
4．立てた膝を手前に倒しながら肩の動きをサポート
【介護の達人】起き上がり介助の動画
YouTube 介護の達人より
起き上がり介助の方法
１．本人に横向きになってもらう。（自分で寝返りできない場合は、上の「寝返り介助の方法」を参考に）
２．膝の裏を抱えながら両足を降ろす
３．介助者の肘で首の所を支える。反対の手の方は腰を軽く支える。
４．そのまま体を起こす。全介助の方の場合、急に手を離すと倒れる事があるので注意する。
ギャッジアップでの起き上がり介助の方法
１．介助か本人に横向きになってもらう。
2．ギャッジアップすると体が足元にずれてくるので、体を軽く支えながら行います。
3．上の起き上がり介助と同じ様に体を起こす。
作業療法士の視点でまとめる！寝返り・起き上がりの介助
寝返り・起き上がり介助は、介助者、被介助者双方の負担を減らすため、力任せではなくコツを押さえることが重要です。
【寝返り介助】介助される方の腕を広げ、反対側の膝を立て、手をお腹に置いてもらい、立てた膝と肩の動きをサポートしながら手前に倒します。
【起き上がり介助】横向きになった状態で、介助者が膝の裏を抱えて足を降ろし、首と腰を支えながら上半身を起こします。電動ベッド（ギャッジアップ）利用時は、足元への体のずれを支えながら行うことで、安全で楽な介助が可能になります。
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