ADHD(注意欠陥多動性障害)とは?特徴別の接し方と、プロが教える「叱らずに伸ばす」家庭療育

目次
ADHD(注意欠陥多動性障害)とは:脳機能のアンバランスによる日常の困り事と個性の解説

落ち着きがなくじっとできない、忘れ物やなくし物が多い、順番や時間を守るのが苦手‥ この様な日常の困り事は、ADHDの特性が原因になっている事も。ADHDの行動は、しつけや本人の努力には無関係な脳機能のアンバランスさと考えられています。 なので、しつけというスタンスでは無く、その子の個性に合わせた支援が重要になります。

ADHDの特性理解:しつけや努力不足ではなく、その子に合わせた支援が必要な理由の図解
ADHDのサインに気づいた時の相談先:性格か障害かを見極め、早期支援に繋げる大切さ

発達障害の中でも特にADHDは、性格なのか障害なのか見極めが難しい様です。本人や親がいわれなく非難される事も。 ADHDかも?と思うきっかけが無いと専門家に相談する事もないかもしれません。少しでもサインに気づく事があれば相談に繋げて、みんなで支援する事が大切になります。

周囲と連携したADHD支援:一人で悩まず専門家に相談し、みんなで見守る体制づくり

① 不注意

ADHDの不注意特性:一定時間集中するのが苦手で、周囲の刺激に気が散りやすい状態

一定時間1つの事に集中するのが苦手です。集中しても物音などの刺激ですぐに気が散ります。 持ち物や約束事に注意が払えず、忘れ物をしたり物をなくしたり、時間に遅れたりする事も。 障害の特性なので、できるだけ叱る回数を減らして本当に困っている事を解決する工夫をしましょう。

不注意による忘れ物や遅刻の対策:叱る回数を減らし、困り事を解決する工夫の重要性

② 多動

ADHDの多動性:じっとするのが難しく、状況に関わらず体を動かしてしまう脳の働き

状況とは無関係に体を動かしたり、相手にかまわず一方的に話しかけたりする特性も。 本人の意思ではなく、脳の働きが原因なので、短い時間でもじっとするのが難しい様です。 注意するべき事、見逃してもいいことを整理し、見逃せる事には目をつぶる事も必要になります。

多動への関わり方:見逃せる行動と注意すべき事を整理し、お子さんの負担を減らす接し方

③ 衝動性

ADHDの衝動性:順番が待てない、やりたい事を優先してしまう「ブレーキが弱い」状態

やるべき事よりも「やりたい事」が最優先。 順番が待てない、欲しいものがあると奪ってしまうなど、アクセルが強力であるのに、ブレーキがとても弱い車のような行動をします。 起動哀楽といった感情表現も、抑えることなくあらわし、周囲をとまどわせる事もよくありますよ。

感情表現が豊かな衝動性の特性:喜怒哀楽をストレートに表すお子さんへの理解と対応

ADHDの子の困った行動は、決して親の育て方が原因ではありません。けれど、親のかかわり方、周囲の大人達のかかわり方しだいで、困った行動を改善させる事はできるものです。まずは、困った行動をわざとやっているのではないことを理解しましょう。

絶対にやめさせる事と見逃せる事を見極める!

ADHD児への上手な叱り方:優先順位を決め、本当に困っている事から解決するステップ

ADHDのお子さまは、1日中さまざまな場面で叱られ、注意を受ける事も多いです。 なので、叱る回数を減らして、本当に困っていることを解決する工夫が大事になります。 その為には、いま最も困っていること、周囲に大きな迷惑をかけている事から優先的に選びだして対策。残りは後回しと割り切ることも重要になります。

叱る回数を減らす工夫:周囲への影響が大きい行動を優先的に選び、残りは割り切る勇気

予定表を作りできた事を目に見える形に!

情報の整理と予定表の活用:ホワイトボードを使い、頭の中の混乱を視覚的に整える工夫

頭の中は様々な情報が錯乱するので、混乱した情報を整理する工夫が必要。その日の予定をホワイトボードに書きだす。一番大事な事を一番上に書く決まりにすると、優先順位の理解にも繋がります。行き当たりばったりの行動から、今するべき重要な事を選んで行動する練習にもなりますよ。

優先順位の理解を助ける視覚支援:今やるべき事を目に見える形にして自立を促す練習

スモールステップで自分に自信を持たせる!

スモールステップでの自信獲得:ADHDのお子さんの「できた」を褒めてやる気を引き出す

「規則を守る」、「勉強を頑張る」といった毎日努力する事が難しので、叱られることがほとんど。ADHDのお子さまは、褒められると特にやる気が出る子供たちです。スモールステップでささいな事でも褒めてあげる事も重要です。自分に自信もつきますよ。

自己肯定感を育む褒め方:ささいな事でも成功体験を積み重ね、自分に自信を持たせる支援

やめてほしい行動は叱らずに無視する事も!

やめてほしい行動への対応:暴れたり泣き叫んだりする時の「計画的無視」の効果と方法

暴れたり泣き叫んだりする事もしばしば。大声で叱りがちに。その様なときは、叱らずに無視するのも効果的。例えば、家の中で暴れたら無視してその場を離れる。落ち着いたら本人の気持ちを聞き、暴れても良い事が無い事を伝える。気持ちが落ち着いてから伝えるのが重要になります。

落ち着いてからのコミュニケーション:感情が鎮まってから本人の気持ちを聞く大切さ
ADHDの訪問看護による自宅療育:癇癪や不登校など、家庭生活の困り事に看護師が対応

医療的ケアが無くても看護師が自宅に訪問できる事はあまり知られていません。自分の好きな遊び以外で外出しようとすると癇癪を起す。学校にも登校しないなど‥看護師がご自宅に訪問して療育を行う事もできます。他にも療育で困っている事のご相談に乗ります。一人で悩まず相談しましょう。

自宅での療育相談:医療的ケアがなくても利用できる、お子さんと家族のための看護支援
ADHDの訪問リハビリテーション:言葉の遅れや不器用さ、運動の苦手さへの専門的介入

「言葉の発達が遅い」「手先が不器用」「運動が苦手」「落ち着きがない」など。お子さまにより問題点も様々。そんな家庭生活や集団生活での気になる行動にアプローチ。どうしたら自立して生活していけるのかを訪問して一緒に考えていきます。お子さんについてお悩みがある場合には、近くの訪問看護ステーションにご相談ください。

発達を促すアプローチ:集団生活での気になる行動を改善し、自立した生活を目指すリハビリ

「落ち着かない」「忘れっぽい」は脳の特性!叱るより個性に合わせた支援が鍵です。

訪問看護自宅で療育癇癪等の相談を、訪問リハビリ不器用さや落ち着きのなさをサポート!予定表作成やスモールステップで自信を育み、家庭生活や集団生活への自立を促します。一人で悩まず、プロに相談しましょう!

この記事のように、患者様(利用者様)の「本当に知りたい情報」を届けるホームページが、これからの時代は必要です。

私は作業療法士現役20年の知見を活かし、あなたの事業所の「価値」が伝わるホームページ制作をお手伝いしています。ホームページ制作の事で気になる事があれば、お気軽にご相談下さい。

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この記事を書いた人

作業療法士として20年間、患者様、利用者様のリハビリ業務を行う。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士。
病院・クリニック・訪問看護ステーションなど色々な施設で勤務。乳児、幼児の医療的ケアから発達障害児、精神疾患、医療度の高い神経難病や癌末期などの終末期と数々の患者様、利用者様に携わる。
現在は訪問看護ステーションに所属。
2025年9月には医療と福祉の為ホームページ制作会社 リハ-Webを起業。訪問リハビリの現場に所属しながら得意のWEBクリエイターとWEBマーケティングを生かしホームページやブログの制作も行う。
Xのフォロワーも1300人。医療と福祉の難しい内容を分かりやすく伝えることをモットーに記事を発信しています。

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